サンフェリーチェとは・・・私の知る範囲で説明します。。 Molino San Feliceは、カンパーニャ州の老舗製粉会社です。 なかでもタイプ00アズーロピッツァ ナポリ伝統のピッツァに最高の小麦粉を・・・との事で開発されました。 つまり、 真のナポリピザ職人に認められた製粉会社が製粉する"最高の小麦粉"と、言うものです。 ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、それぞれの豊かな土地で生育した中で、とりわけ最高の小麦粉を収穫し適正ブレンドの末、世界有数のナポリピッツァ用粉として製粉されました。 そして “真のナポリピッツァの為の小麦粉"として認証を取得しています。 この小麦粉に初めて私が出会ったのは、2000年の8月に南イタリアの「サレルノ」と言う街で開催される「フェスタデラピッツァ」に招待され、そして参加したときに知りました。 大会スポンサーとして、小麦粉の供与をしていたのです。 それまでは、日本や北イタリアで様々な小麦粉を相手にピッツァを作っていましたが、このサンフェリーチェに初めて触った時に“細かく、とても滑らかで手にひんやりとまとわり着いてきた感触”はいまだに忘れられません。 ともすると他のピッツァが無臭ではないか?〔ちょっと大げさですが〕と、思えるほどのものです。 ☆ガス窯や電気窯〔イタリアンピッツァが焼けるガス窯・電気窯に限りますよ!!〕でも、店内にとてもよい香りが立ち込めますよ・・・ちゃんと焼いていれば・・・〔笑〕 ☆程度にもよりますが、高温で焼ききる事で、より良い特徴が出る小麦粉ですので・・・低い温度では〔低ければ他も一緒か・・・〕、良さが活かせませんね。。 適正温度は・・・ ヒ・ミ・ツ〔笑〕 その後2003年に、長野県の業者により最初の輸入が始まり、同年長野市内の「dal DOGE」と言うピッツェリアが国内最初の使用店と記憶しています。 その後は、静岡県の「カッぺリーニ」/愛媛県の「マルブン」/山口県の「アンコーラ」/神奈川県の「マルターノ」等などと、次々に普及していきましたが・・・ 長野県の業者は扱いが難しいとの事で2005年〔約2年で〕に輸入を辞めてしまい、日本では神奈川県の「マルターノ」が独自に委託した業者による空輸〔小麦粉の安定の為〕での個人輸入を続ける以外に日本ではなくなってしまいました。 暫くの間、日本での使用店は「マルターノ」1店舗だけになってしまったのです。 その後、製粉会社の最大手のニップンが、この小麦粉の良さを再認識し、2009年7月に輸入を開始して、やっと安定して供給されるような状況になりました。 (向かって右側が4代目社長↑) 国内には色々な製粉業者のお奨めの小麦粉や、業者による輸入小麦粉が多々出回っています。 ↑→ ☆フェスタ開催中にサンフェリーチェに訪問し、改めて小麦粉の良さを認識しました☆ 最近は選択肢が多すぎるような〔向かない小麦粉も・・・含まれて・・・〕気もしますが、各ピッツェリアで様々なイタリアンスタイルのピッツァを提案してもらえると楽しいですね。 北イタリアで代表的なピッツァのミラノスタイル/南イタリアで代表的なピッツァのナポリスタイルや、以外にも各地のご当地ピッツァも色々ありますからね。 日本にも「うどん」や「ラーメン」等、小麦粉料理が多く有りますし・・・ うどんやラーメンも昔はもっとシンプルだったと思いますが、ご当地ものも最近はびっくりするくらいに多種多様ですね・・・〔笑〕 Molino San Felice http://www.molinosanfelice.it/
by t2cosmo
| 2010-04-27 15:14
| pizza
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